リコリス・リコイル×高校倫理
リコリス・リコイル全13話を見た。
基本アニメは惰性で見ることが多いので細かい内容は追えていない。
ざっくり要約すると、
日本の治安を守るために、暗殺能力を身につけたJK(リコリス)によって組織された治安維持組織DA。
DAの支部である喫茶リコリコ。
登場人物はDA本部からリコリコに左遷されたタキナ。そしてリコリコの看板娘で最強のリコリスであるチサト。
そこに、日本の異常な治安の良さに疑問を抱くテロリスト、マジマが牙をむく。
今回取り上げるのは、アラン機関。
アラン機関とは、あらゆる分野の天才に対して支援を行う謎の組織。支援を受けているのは日本で13人のみ。
チサトも暗殺の天才として支援を受ける。
「機関が支援する才能は神のギフトだ。選ぶことはできない。生まれながらに役割が示されている。それは幸せなことだ」
とあるクールイケメンスーツ中年野郎が述べた。
「実存は本質に先立つ」
と述べた。
例えば、消しゴムには、文字を消すという役割(本質)がその存在より先に与えられている。
しかし人間はどうだろう。
私たちは役割(本質)よりも先に存在し、自らの意志で自由な存在になることができる。
一方で彼は、
「人間は自由の刑に処されている」
とも述べる。
責任を伴うということ。
さらに彼は、その責任は個人のみならず、人類全体に負うものであると言う。(アンガージュマン(社会参加))
与えられた本質と、本質に先立つ実存。「幸せなこと」なのはどちらなのか。